玄関へ向かう途中の庭の景色
純和風にこだわった庭
和風住宅の造園工事でした。
この家のご主人、奥様はそれぞれの立場で永らく住宅関係のお仕事をされており、知識、経験にすぐれ。なおかつ極めて自然なものを大切にされる方たちでした。
近年、和の家を建てられる方でも、ほとんどが“モダン”である事を好まれる雰囲気が多い中、純和風と呼ばれる様なデザインを受け入れていただき、かつての経験を充分に生かす事のできた現場にありました。
施工前
I邸施工前
新築に見える建物外観も、実はリフォーム!!。よって敷地内には古いものの名残りも十分残るということ、また思いがけないほど玄関周りが貫禄十分!!。
それらの兼ね合いにプランナーとして全体のバランス取りに苦慮致しました。
玄関前通路、そして庭中ほどの竹垣を境として2面の庭が成立しているところが注目点であります。
施工後
施工後の正面から庭を望む
玄関へ向かう途中の庭の景色
玄関へ向かう途中の庭の景色
自宅玄関側からの眺め
高台より庭を望む
御寺院書院、庫裡の新築工事に伴う造園工事となりました。
まずは何といっても、その広大なる敷地面積であります。
庭を眺めるための最大距離は、約50mにまで達し、かつ中心には大いなる本殿が鎮座するため、繊細さから大胆、重厚さを十分に考慮し、人の歩む視線距離、佇む人の視線距離を鑑み、書院入り口は要素を凝縮し、対称的に東側は開放感ある空間構成を心がけました。
縁側から庭を眺めた景色
中庭の中央からの眺め
書院、本殿等に四方を囲まれた中庭
御寺院書院、書庫の新築工事に即した中庭の造園工事となりました。
書院、本殿等に四方を囲まれた中庭でありながら、1番高いところから1番低いところまでの落着が、約2.5mほどある特殊な中庭工事でありました。
古江の石材、鉢物、植物等、味わいの深い材が豊富に有り、水流れを用いて、どちらの方向から見ても楽しめる庭構成を目指しました。